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両側性欠損とは?

神戸垂水のパーソナルトレーニングジムTrem(トレム)鍼灸師・トレーナーの金澤です!


今回はトレーニングしている方でも意外と知られていないカラダの仕組みについて書いていきます。


【両側性欠損】編


 

両側性欠損って何?


トレーニングをしていると、カラダにはいろいろな「クセ」や「特徴」があることに気づきます。

その中でも意外と知られていないのが「両側性欠損(Bilateral Deficit)」という現象です。


この名前を聞くだけで「なんだか難しそう」と思うかもしれませんが、実はこれを知るとトレーニングや日常生活でのカラダの使い方が変わるかもしれません!


今回は、この両側性欠損について解説していきます。


 

両側性欠損ってどんな現象?


両側性欠損とは、


両腕や両脚を同時に使うときに、片腕・片脚ずつ使うときの合計より力が出にくくなる現象

のことです。たとえばこんな経験はありませんか?


・片腕ずつダンベルを使ったプレスは問題なくできるのに、バーベルを使ったプレスでは力が入りにくい。


・片脚でのジャンプの高さを足し合わせると、両脚ジャンプより高くなる。


こうした「片手・片足の種目よりも両手両足の種目の方が力が出ない」という現象が、両側性欠損の一例です。



 

両側性欠損と日常生活


この現象は、トレーニングだけでなく日常生活にも関係しています。


①左右差のバランスチェック

買い物袋を両手で持つとき、「片方だけ重く感じる」という経験はありませんか? これも両側性欠損の影響を受けている可能性があります。片側だけ強く使いすぎると、左右の筋力バランスが崩れやすくなるため、日常の動作でも偏りが生まれます。


②スポーツでのパフォーマンス

スポーツでは、両脚や両腕を同時に使う場面よりも、基本的に片手・片足を交互に使う(交差パターン)を多く使う場面があります。


※交差パターンについてはまたブログで書いてみます


③ケガの予防

左右差が大きい場合、ケガのリスクが高まることがあります。たとえば、ランニングで片脚にだけ負担がかかると、膝や腰に痛みが出ることがあります。両側性欠損の存在を知っていれば、自分のカラダのクセに気づきやすくなります。


 

両側性欠損を知ることのメリット


この現象を知っていると、トレーニングや日常生活での体の使い方に大きな変化をもたらします。


①体のクセに気づける

両側性欠損は、体の神経系の働きや筋力バランスの影響を受けています。これを意識すると、「自分の体はどちら側に負担がかかりやすいのか」を確認できます。


②効率的なトレーニングができる

「なんとなく両側の動きに力が入らない」と感じている場合、片側ずつの動作を重点的に行うと神経系の働きが向上し、結果的に両側での動きも改善される可能性があります。


③より安全にトレーニングできる

左右差を放置してトレーニングを続けると、無理がかかりケガのリスクが増します。両側性欠損を理解しておくことで、自分の体に合ったプログラムを選び、無理なく取り組むことができます。


 

両側性欠損と向き合って理想の体へ


トレーニングを続けていく中で、この「両側性欠損」を理解することは、自分のカラダを知り、より効率的に鍛えるための大きなヒントになります。特に、初心者の方からアスリートまで、自分の動きやクセを見直すきっかけになるはずです。




 

【パーソナルトレーニングジムTrem(トレム)神戸垂水店】

〒655-0027 兵庫県神戸市垂水区神田町4-21 アメリカ屋ビル2F

9:00~22:00

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