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成長期のアスリートに対する怪我の予防



神戸垂水のパーソナルトレーニングジムTrem(トレム)鍼灸師・トレーナーの平井です。



いつもTremのblogを読んでいただき、ありがとうございます☺





Tremでは、平日の夜に“アスリート操練所”を開催しております。


小学3年生~高校生までのアスリートたちが合同でトレーニングを行っております。


最近は特に、成長期のアスリートが多くご来店いただいております。



成長期のアスリートは、身体の発育・発達が著しく、


一般的には小学校高学年から中学生の年代で身長の伸びはピークを迎えると言われており、


この時期には、骨や筋腱、靭帯において成長の変化の影響が出やすくなります。


そのため、練習強度やトレーニング内容などによっては、怪我を発生するリスクも高くなります。


怪我をすることで、練習にも参加できず、パフォーマンスの向上どころか、パフォーマンスの低下に繋がる事もあります。


私たちは、なるべくそういった事にならないよう、アスリートの成長段階に合わせて


トレーニングメニューを提供させていただいております。





今日のblogでは成長期のアスリートの身体の特徴や、怪我の特徴、その予防についてご紹介させていただければと思います。




成長期の身体の特徴


成長期における身体の特徴は以下の3つの要素があります。


①骨の成長 ②筋・腱の成長 ③靭帯の影響



①骨の成長

身長に直接関わる骨を長管骨(ちょうかんこつ)と言います。





長管骨は、骨端、成長軟骨板、骨膜で成長します。


中でも、成長年骨板とその隣にある骨端部は力学的なストレスに弱く


特に成長期の段階に繰り返しのストレスが加わると、


疲労骨折や剥離骨折に繋がる事があります。



②筋・腱の成長


筋肉は柔軟性のある組織ですが、骨と比較して遅れて成長していきます。


骨の成長に対して筋肉の成長が追い付かないために、筋肉の柔軟性が相対的に低下し


腱を介して骨の付着部に牽引ストレスがかかる事になります。






この牽引ストレスが繰り返しかかることにより、痛みを引き起こす事があります。


膝関節の場合でよく起きるのは、


“成長痛”(オスグッド・シュラッター病)と言われる病態です。



③靭帯の影響


成長期には、靭帯組織よりも骨の強度の方が弱くなっている事が多いと言われており、


足関節捻挫を起こした際には剥離骨折を伴う場合もあります。



このように成長期には様々な身体の変化が現れます。


この時期はトレーニング強度によって怪我を起こすリスクを高めてしまう事もあるので、


特に注意が必要になります。




成長期の運動による怪我の特徴


スポーツによる怪我は、2種類に分けられます。


①スポーツ外傷…一回の外力によって筋肉などの組織が損傷した状態


 




 代表的なものは、

 

 骨折、脱臼、捻挫、靭帯損傷、打撲、肉離れ、脳震盪 などがあります。


 特に成長期には、

 

 骨折、捻挫、靭帯損傷、打撲 が多いと言われております。

 


②スポーツ障害…繰り返しの外力によって筋肉などの組織にストレスが加わり痛みが出る状態


 




 成長期のスポーツ障害で代表的なものは、

 

 野球肘(肘内側上顆剥離骨折、離断性骨軟骨炎)、野球肩、腰椎分離症、オスグッド病、疲労骨折 などがあります。


 

①スポーツ外傷 ②スポーツ障害の2つを合わせて スポーツ傷害と言います。




スポーツ傷害の予防


初めにもお伝えしましたが、一番大事なのは予防だと思っています。



特にアスリートには時間が限られています。


「インターハイに出たい」


「全国大会で優勝したい」


「全国大会のレギュラーに入りたい」


などの目標を掲げてトレーニングを行う中で、怪我をしてしまっては本末転倒です。



最低限、怪我をしてトレーニングを休まないといけない状況を避ける。


怪我をしない体づくりをしてさらにパフォーマンスの向上ができるように、


私たちスタッフはサポートさせていただいております。



ここで、日頃Tremスポーツ傷害の予防方法を3つご紹介させていただきます。



①適切なウォーミングアップ

 

 質の良いトレーニングを行うためには、“準備”が必要です。


 ここでの“準備”は、心と体の両方の準備が必要だと考えます。


 当たり前のことですが、準備ができていないまま、トレーニングを行うと


 身体も思うように動かず、怪我のリスクも上がってきます。


 身体をほぐす、ダイナミックストレッチで身体を温めて心拍数を上げる。


 そうすることで、気持ち(テンション)も上がり、トレーニングを行う準備が整ってきます。



②日頃のセルフケア

 




 テニスボールやフォームローラーを使用した筋膜リリースやセルフストレッチなど、


 日頃“自分でできる”ケア方法をお伝えし、遠征や合宿先でも自分で


 コンディションの管理ができるように日頃からセルフケアの方法や重要性を


 お伝えしております。

 


③トレーニング後のリカバリー





 「その日の疲れはその日のうちに」


 トレーニング後のリカバリー(疲労回復)を行うことで、次の日に疲労を持ち越さないようにします。


 Tremでは、疲労回復グッズが充実しております。

 

 “トレーニングで鍛える”だけではなく、“リカバリーで回復する”までサポートさせていただきます。



アスリート操練所


●対象

小学3年生~大学生までの目標を持ったアスリート


●開催日程

①月曜日

 19:00~20:30

 小学3年生以上


②火曜日~金曜日

 18:00~19:00

 小学3~6年生

 19:00~20:00

 中学生以上


●料金

2,200円(税込)/1回

6,600円(税込)/4回 ※有効期限1ヶ月



年齢、競技の違うアスリート同士が互いに切磋琢磨し合い、成長していく場所です。


筋力・体力の強化、メンタルの強化を行い、“強いアスリート”になることを目指していきます。



お問い合わせは、下記のフォームよりお願いいたします。







 


【パーソナルトレーニングジムTrem(トレム)神戸垂水店】

〒655-0027 兵庫県神戸市垂水区神田町4-21 アメリカ屋ビル2F

9:00~22:00

JR・山陽 垂水駅から徒歩3分


【パーソナルトレーニングジムTrem(トレム)明石店】

〒673-0035 兵庫県明石市南貴崎町1-7

9:00~22:00

山陽 林崎松江海岸駅から徒歩5分

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