top of page

筋トレにおいてトレーニングギアは必要か?



みなさんこんにちは。

明石のパーソナルトレーニングジムTremの大元です。


ボディメイクに取り組んでいるとほとんどの方が何かしらのトレーニングギアを使用したことがあると思います。

また、実際に使ってみたいけど初心者が使っていいのか?どうやって使うのか?

慣れていない方にとってはわからないことだらけだとも思います。


ということで今回はトレーニングギアの種類、使い方、効果の紹介と、筋トレにおいてトレーニングギアは必要か?について考察していこうと思います。



◽️トレーニングギアについて

トレーニングギアとはその名の通り、筋トレで使用する道具のことです。

主に身体を安定させるために使われるため、トレーニングを効率的に行うことができたり、怪我の予防することができます。


主なトレーニングギアは


・トレーニングベルト

・リストストラップ&パワーグリップ

・リストラップ

・トレーニングシューズ(リフティングシューズ)


などがあります。





●トレーニングベルト

腹部にベルトを巻くことで腹圧を高め、体幹を安定させます。

特にBig3(ベンチプレス・デッドリフト・スクワット)などの高重量のトレーニングの際に腰回りを保護してくれるのでケガの予防にも効果的です。

素材は皮やナイロンと様々で、厚さもたくさんの種類があります。

トレーニングレベルや目的(ボディメイク、パワーリフティング、スポーツの補強)に応じて選択するといいです。



トレーニングベルト
腰を保護し、体幹を安定させるトレーニングベルト



●リストストラップ&パワーグリップ

引く動作や握力のサポートをしてくれるアイテムです。リストストラップはバーやグリップに巻きつけることで滑り止めの役割を果たし、握力を使わなくても重たいものを持ち上げりことができます。

これと同じような働きをするものがパワーグリップで、グリップをベロで挟み込むだけでシャフトやダンベルを握力を使わず握ることができます。

つけ外しのしやすさを考えるとパワーグリップのほうがストレスなく使いやすいと思います。



パワーグリップ
握力のサポートをするパワーグリップ

パワーグリップ
ベロを巻き込むだけのパワーグリップはつけ外しがラク




●リストラップ

手首に巻きつけて使用することで、手首の怪我を防いだり、関節を安定させることで強い力を発揮しやすくなります。

主に押す種目(ベンチプレス・ショルダープレス・プレスダウンなど)で使用します。

硬さや長さにも種類があり、目的やレベルに合ったものを選ぶ必要があります。


リストラップ
手首を固定するリストラップ

リストラップ
リストラップは主に押す種目で使用される




●トレーニングシューズ

筋トレで使われるシューズはソールがフラットに設計されています。ランニングシューズなどの運動靴は、前方向への推進力を生み出すために踵が高くなっていたり、地面からの反発がもらえるようにクッション性も高くなっています。

このようなシューズは、スクワットなどの重たいものを扱う種目で重心がズレたり地面を強く押せなかったりするので筋トレには不向きになります。

力が伝わるように作られたトレーニングシューズはソールが平らで硬く作られたものが多いです。






●筋トレでギアは必要か?


・ギアを使うことのメリットとデメリット

トレーニングギアを使用することの最大のメリットは関節を安定させることにあると思います。

関節が安定することでトレーニング動作のブレも少なくなってくるので、筋肉に対して的確に刺激を与えることができます。また、自分の力だけでは保持できない重量も扱うことができるので物理的な強い負荷をかけることもできます。筋肉を大きくするためには今よりも重い「重量」に挑戦し続けることは避けては通れないのがボディメイクです。

そういった意味では大きくパフォーマンスを手助けしてくれる道具であると言えます。


一方で、ギアに頼ることで生まれる弊害もあります。

それは身体の「機能」の低下です。

ギアを使うと、体幹の保持や関節の安定、握力の補助など自分の能力以上の力を発揮してくれるということは、言い換えれば「自分の身体の機能を向上させられない」ということにもなります。

普段からの姿勢を整え、トレーニング動作でもフォームを意識することで体幹はしっかり働き、関節を正しいポジションにすることで関節は安定し、手のひらと肩周りのアライメントを整えることで重たいダンベルもしっかりとグリップができるようになります。

このように自分の身体の癖を知り、修正し、トレーニングをするという一連の流れを継続的に取り組むことによって、人間が本来持っている身体の機能を高めながら筋肉をつけていくことができます。

身体の機能が整った状態での筋トレは、筋肉のつき方が綺麗になるだけでなく、怪我のリスクを減らすことにも繋がるため、結果として長くトレーニングを続けられる身体を手に入れることができます。

以上のことを考えると、全てをトレーニングギアに頼ることは私個人としてはナンセンスだと感じています。


例えば、

ウォーミングアップはなにもつけずに行い高重量のメインセットのみ使用する。

マシン種目でギアは使わない。

トレーニング終盤の種目のみギアを使用する。

怪我を悪化させないようにギアを使用する。。。


といったように使い方を工夫をすることで、より高い筋トレの効果を得ることができるはずです。


ギアに依存しない考えられたトレーニングを積み重ねていけば、身体の機能も筋肉も同時に発達していくと思うので、トレーニングギアとは上手に付き合っていくようにしてみてください。

bottom of page